満を持しOfficeの大量契約で下がりに下がったVisual Studio Professional with MSDNへお引っ越し
Compare Visual Studio 2015 Offerings
「昔はMSDN版のVisual Studioは非常に高かったし」
「ソフトウェア専業メーカーじゃないし」
「ソフトウェア単独では原価償却が無理だし」
ということで、MSDN版は使えなかった。
とは言え、世間一般的にライセンス違反が駆逐されていくに従って、ライセンス料も下がってきた。
更に、開発ツールをボリュームライセンスで調達すると良いことがある・・・
(2016/02/28追記) 旧Select/Select Plus/MPSAの場合の話です。
マイクロソフトのボリュームライセンスプログラムの製品条項を見ると分かるが、
- 開発ツールはアプリケーションの製品群に分類されている
ここで、ピンと来た人は鋭い!
- ボリュームライセンスプログラムの割引価格は、製品群ごとの獲得ポイントで決定される
そろそろ、どうでしょう?
- Officeもアプリケーション製品群に含まれる
もう、分かりましたね。
- Officeも開発ツールもボリュームライセンスで揃えれば、ライセンス料は安くなる
ということで、Officeのおかげで安くなった
- MSDNなしのVisual Studioの購入をボリュームライセンスに移行
ダウングレード権はあるので、MSDNありとの違いは、ライセンス購入時点のバージョン以下に限定されること、MSDNのサブスクリプションの特典が利用できないこと。
マイクロソフト ボリューム ライセンス簡易ガイド - ダウングレード権
さて、プロジェクトを掛け持ちして、一台のPCで開発していると
- 複数バージョンのVisual Studioがインストールされる
- 複数バージョンのSQLサーバ (開発版)がインストールされる
- レジストリが汚染される (主に開発アプリケーションが更新)
ということで、いろいろ問題が出てくるのだが、とうとう致命的なことが発生してしまった。
製品が使用するディスク保存データの破壊的仕様変更によりブランチ切り替えが出来なくなった
= 別ブランチ (旧バージョン)のプログラムが動かなくなった (保守出来なくなった)
そこで欲しくなるのが仮想環境。
マイクロソフト ボリューム ライセンス簡易ガイド - 仮想マシンを使用した Windows デスクトップ オペレーティング システムのライセンス
ライセンス問題をクリアする方法は、
- ゲストOSごとにライセンスを取得
- Windowsソフトウェアアシュアランスを購入
- Windows VDAサブスクリプションを購入
- MSDN OSを購入 (注:当時まだVisual Studio with MSDNは手が出なかった)
3年一括で10万切るぐらいの出費で、アプリケーションサーバを除く、サーバOSとクライアントOSを自由に使えるMSDN OSを選んだ。
ところがだ、
- MSDN OSが販売終了になった
- 移行パスにVisual Studio Professional with MSDNが提示された (値段は結構下がった)
Visual Studio Professional with MSDNだと、Microsoft ストアの1年分の値段で、ボリュームライセンスプログラムで割引があるので3年分契約出来る。
ちなみに、MSDN Platformは3年で30万くらいなので高い。
めでたくVisual Studio Professional with MSDNへ移行
2016/02/27 追記:
記事を書いてからMSDNの広告が目につきます・・・
「Visual Studio Enterprise with MSDN L+SA 1年 75万・・・高っ!! MPSAだと3年で40万くらいなのに・・・」
-> (ライセンス改定で86万位に上がってた・・・旧バージョンのライセンス統合の影響もある??)
「Visual Studio Professional with MSDN SA 1年 10万・・・これがMPSAの3倍なのは調べてた通りだな」
「ボリュームライセンスは契約ポイントで価格変動が激しいから、中途半端な規模の会社はMSDNとかの固定費問題にならないのかなぁ (もうけとかシビアだろうな)~」
「MSDN買うなら、Office入りのPC買うとか絶対許しちゃだめだよね・・・」
とか、まあいろいろ考えさせられました。