Windows10 Anniversary Updateでちょっとハマった
読者になっているminami_SCさんのブログを見て、
「そう言えばMSDNに降りてきてたな・・・」
と思い出して、職場の開発環境VMのWindows 10 Proを上げてみた。
ちなみに、MSDNポータルが変更になったが、クライアントOS系のライセンスキーがリセットされていたので、ちょっと焦った。
MSDNにあったISOファイルをダウンロードして、仮想環境にマウント。
setup.exeを叩くけば良いのだが、システム構成の確認に30分、適用に90分かかるもののセットアップは完了する。
「一見すると上手くアップデートできたように見えるが、実際にはそんなに甘いものではなかった・・・」
異常は、ログインするときに画面右下にさりげなく表示されるネットワークアイコンの!マークで予見されたが、起動後もずっと通知領域に表示されたまま。
「Windows Defenderのマークまで通知領域にいる・・・」
嫌な予感がしてブラウザを起動したが、DNSサーバまで到達できない。
「ネットワークと共有センター」のトラブルシューティングを実行すると、ゲートウェイにすら到達できず、トラブルが解消しない。
Windows Defenderが生きているということは、McAfeeのVSEが死んでいるということに等しい。
コンソールやePOエージェントを起動すると、案の定サービスが起動していない。
結局、
- Windows Defenderの無効化
- 「ネットワークと共有センター」のトラブルシューティングの実行
- McAfee Frameworkサービスの有効化
までやってようやく復旧した。
後で調べると、Windows 10 Anniversaryに対応したVSE 8.8 Patchは8/Eに正式リリースとのこと。
企業ユーザでMcAfeeを導入している場合は、待った方が賢明。
取り敢えず自分のVirtualBox環境は、動作するようになったが、これからいろいろあるかもしれない。
スナップショットへ戻すか要検討である。
その他気になった点
- 設定がリセットされる
開発者モードCBBへの切り替え設定 (Windows Update)- Microsofts製品のUpdate
- 電源設定
なお、VirtualBoxはバージョンが5.0.14だと、高頻度でWindows 10の画面がフラッシュしたり、アプリケーションが最小化したり、最悪最小化するときにビルド中のVisual Studioがクラッシュしたりする不具合があるので、5.1.2に上げた方が良い。
(おそらくディスプレイドライバが原因。仮想環境だけでなく実機でも発生するケースがありそう)
今回のWindows 10 Version 1607では、新規インストールのカーネルドライバの署名ポリシーが変更されたので、Gest Add-inのドライバがインストールできるか未確認。
1607をアップデートするなら、先にVirtualBoxや気になるドライバのアップグレードを実施した方が良いかもしれない。
2016/08/05追記
マップ/電卓/天気を開くと画面がブラックアウト。戻ってこないこともある。McAfeeのアップデートを待て。
2016/09/09追記
マップ/電卓/天気を開くと画面がブラックアウトするのは、VirtualBoxで3Dアクセラレーションを有効にした場合で1511でも発生する。Hyper-Vでは発生しない。